『狂犬病ウイルス』に 感染することで 発症する 病気で、発症すると ほぼ 100% 死亡する 恐ろしい 病気です。 主に 感染動物による 咬み傷から 感染し、犬だけでなく 人を含む 全ての 哺乳類に 感染します。 現在、狂犬病に対する 治療法はなく、発症した動物は 殺処分となってしまいます。
幸い 日本では、1957年以降 狂犬病は 見つかっていません。 しかし、世界の 多くの 地域では、今でも 発生しているので、いつ日本へ 侵入してくるか わかりません。 そのため、飼い犬 全体の 免疫保有率を 高くしておくことが 大切です。
犬の 所有者は、犬を 取得した日(生後 90日以内の 犬を 取得した 場合は、生後90日を 経過した日)から 30日以内に、その犬の 所在地を 管轄する 市町村に 登録の申請をし、鑑札の交付を 受けなければならない と定められています。
平成7年に 法改正があり、登録は 犬の生涯に 1回となり、犬の 所在地の移動が あった場合は、その届け出が 必要となっています。
狂犬病予防注射についても、室内犬を含む 生後91日以上の 犬を 所有する者は、毎年1回、4月から6月までに 狂犬病予防注射を 受け、注射済票の交付を 受けなければならない と定められています。 加えて、鑑札や 注射済票は 犬に付けておかなければ なりません。
これらのうち どれか ひとつでも 違反があれば、20万円以下の 罰金 又は 科料が 課せられます。
生後 3ヶ月以降で あれば 接種できます。 1年に 1回、4〜6月の 3ヶ月間と 決められています。 3ヶ月間の 間で、ワンちゃんの 体調が 良い時に 病院へ お越し下さい。 狂犬病の予防接種のみ でも ご予約を お取りできます。 お気軽に お電話ください。 市から 郵送された『ハガキ』を ご持参の上、病院へ お越し下さい。
ワクチンに 過敏な子では、アレルギー反応 や アナフィラキシー が 起こることが あります。 この反応は、ワクチン接種後 約30分までに 見られることが 多いので、よく 状態を 観察し、何か 異常が 見られましたら、すぐに 当院へ ご連絡ください。
ワクチン接種後は なるべく 安静にし、2〜3日の間は 激しい運動 や 入浴・シャンプーは お控えください。
免疫が 出来るまで 一定の 時間が かかりますので、その間は 病気を 持っている 可能性がある 動物には 近づけないようにして下さい。